roadsamuraiのブログ

基本ソロのロードバイク乗りのブログです。

春の奥飛騨温泉へ!2

2日目、新平湯温泉から、

平湯温泉に向かいます。

 

今回の旅の目的は、とにかく、

温泉に入り倒すことなので、

この日もまず、宿の朝風呂からスタート。

 

朝食後、まったりと、9時にスタート。

 

ここから、平湯温泉

もっといえば、その先の平湯峠、

平湯トンネルまで、ずっと登りです。

 

まったりペースで登り、すぐに最初の目的地、

奥飛騨クマ牧場に到着。

 

侍は、実家にいた頃に、

クマを見たことはありましたが、

(学校の側のバス待合所にクマが座ってた)

多頭数のクマを見るのは初めてなので、

楽しみです。

 

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えー!ツキノワグマ めっちゃかわいい!

 

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100円で売ってるクマのエサを買って、

夢中であげます。

上手に投げれば、この子達、

口でキャッチします。スゲーな。

 

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この子は、頭がいい。

実は、立つよりも、

この方が、楽で、的も広がるから、

たくさん餌が食べられる。

それにしてもかわいい。

 

いよいよヒグマの元へ。

 

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すいません。ヒグマ「さん」でした。

マジヤバい。なにあの筋肉。オーラが違う。

一切媚びない。

スゲー。ヒグマ先輩。ハンパない。

 

帰りぎわ、子グマの飼育小屋があった。

マジ、子グマかー。

かわいいだろうなー。

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帰るまで、ずっとこの表情。

え、サービス?バカにされてる?

とにかくかわいいからいい!

 

出口のお土産コーナーで、

なんだかんだ欲しくなり、いろいろ購入。

一番のお気に入りは、

クマボボのヌイグルミです。

 

クマ牧場を後にし、次の目的地、

平湯大滝へ。

 

平湯温泉街を抜けて、

すぐに平湯スキー場が見えて来ます。

 

脇の、邪魔にならないところに

相棒を止めて、徒歩で平湯大滝に向かいます。

 

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平湯スキー場。

 

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なんか雰囲気のいい橋。

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橋の上から。

 

 

この辺りから、突然の雪。

ゴールデンウィークに気温3度。昼だよ。

パラパラと降ってる。

和歌山と愛知で人生の殆どを過ごしてる

侍にはかなりのレアなシチュエーション!

アガるー。

 

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砂防ダム

 

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はい。全力で注意します!

 

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平湯大滝が見えてきた。

この頃には、猛吹雪。

雪が痛い。これ、みぞれとか雹かな。

 

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滝に一番近い地点。

音と振動がすげー。

和歌山の那智の滝とは違った迫力があるなー。

 

 

満喫し、相棒の元へ引き返します。

相変わらず吹雪いてる。

ウインドブレーカーに、冬用ジャージの

上下。冬用グローブでも

キンキンに寒い。

 

相棒に跨り、平湯バスターミナルへ。

 

痛え。何これ、顔が痛え!

アイウェアが一面真っ白に。

前が、見えねー。

 

幸い、バスターミナルまでは

歩いてもすぐの距離。

諦めて、押して目指します。

 

相棒を隅に停めて、バスターミナルの中へ。

あったかい。もう、出れる気がしない。

さらなる暖を求めて3階へ。

 

実は、ここの3階には、展望露天風呂が

あります。いそいそと準備して、いざ。

中には、3名ほどの先客の方が

いらっしゃいました。失礼します。

体を流して、まずは内湯であったまり、

いざ、露天へ。

 

露天風呂最高。

でも、展望は。何もかも白。

そりゃそうだ。吹雪いてるもん。

のぼせるまで入り、体を冷まし、また入りを

繰り返し、堪能しました。

正直、出れる気がしなかった。

 

 

お風呂から出る頃には、雪も止み、

少し晴れ間も。やったね。

 

ここからは、今朝、登った道を

ひたすら下ります。

 

途中、以前からチェックしていた

茶店に入りました。

 

ケーキが美味しいと評判だったのですが、

この日はもう、ケーキは終了でした。

クッキーとコーヒーを注文し、席へ。

ログハウス作りで、

木の香りがするような気がしました。

(プラシーボ効果かな?)

出てきたクッキーもコーヒーも

美味しく頂きました。

 

 

再び、下ります。

昨日の宿を過ぎ、

(連泊なので、今日の宿でもある。)

栃尾温泉へ。

 

その後、昨日立ち寄った

道の駅上宝へ。

 

ここで、昼食タイム。

まずは、一面に堪らん匂いを漂わせている

飛騨牛の串焼きを頂きます。

 

溶けた。 口の中にもういない。

入れた瞬間、口が幸せ。でも、もういない。

なんか切ない。あと、3切れ。2切れ。

そしてラスト。さよなら。

すごい幸せだった。

でも、こんなに切ないなら

知らなきゃよかった。

恋かよ、とか思いながら

今度は店の中に入り、

飛騨シャモのケイチャン定食を注文。

スゲー。軍鶏肉がゴロゴロ。七味でピリ辛

すごい弾力。これは普通の鶏では出せんわ。

あっと言う間に完食。ご馳走さまです。

 

腹ごなしに栃尾温泉まで戻り、荒神の湯へ。

 

ここは、料金箱に200円入れて入ります。

スゲー良心的な値段。有難い。

 

 

脱衣所を抜けると、露天の湯船がひとつ。

特に洗い場等はありません。

湯桶があるので、体を流して、入ります。

上等、上等。200円でこの快楽。

が、少しぬるめ。

 

雪は止んだが、気温はそれほど上がってない。

いよいよ出れる気がしない。

次の人が来たら出ようかな、と自分の中で

決めて、待つこと30分程。

誰か来た。でも、服着たままこっち来た。?

「お湯、どんな感じ。熱め、ヌルめ?」

「ヌルいっす。正直、出れる気しないっす」

「そっかー。ありがと!」

引き返すオッチャン。

あれ、この場合、判定は?

多分あのオッチャンは料金箱に200円いれて

湯船には入らない。

ということは、ノーカンだな。継続。

 

その後、更に30分後に、二人組の兄ちゃんが。

ようやく腹が決まった。立ち上がる。

さぶい。寒いとかじゃなく、さぶい。

大慌てで体を拭き、服を着込んで、

宿に向かいます。

 

昨日も登った、この激坂。

今日は距離感を掴めているので、

いくぶん楽です。

 

宿に着いたら、早速露天風呂へ。

この熱めの湯がたまらんなー。

 

この日は6回入浴。

 

 

 

 

 

春の奥飛騨温泉へ!

2018年5月。

春の奥飛騨温泉郷を目指して、

スタートです。

 

半田市から列車で、名古屋。

乗り換えて高山まで輪行です。

 

高山に10時15分着。

ロードバイクを組んで、

10時30分にスタート。

 

まずは、高山から北上し、

国府まで向かいます。

 

道はほぼ平坦で、グイグイ進みます。

 

国府駅を少し過ぎた辺りで、東に向かいます。

 

5㎞程進み、今回初の峠、

大阪峠、別名十三墓峠の始まりです。

 

例の如く、登り始めが、キツイ。

 

程なくして、つづら折りが見えてきます。

 

この峠、現在、改修中で、

道幅を広げて傾斜をゆるくしているそうです。

 

つづら折りをなんとか抜けて、ようやく

頂上へ。

 

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ここからは、約25㎞、下りっぱなしです。

車もほとんど来ない、景色も最高、

程よい下り坂。最高です。

 

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道路側の川。めっちゃ綺麗。

 

上宝町に入り、東に向かいます。

 

ここからは、また、登り基調。

ゆるい登りが続きます。

 

道の駅上宝で休憩後、栃尾温泉から

本日の宿、新平湯温泉まで登ります。

 

えげつない登りです。

道路の両側に、温泉街が広がってますが、

見る余裕ないです。

 

一杯一杯で、最後のヘアピンカーブを越えて、

ようやく宿に。

 

宿の窓から雪山が見えます。

あれは焼岳かな、西穂高かな。

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詳しくないのでよくわかりません。

 

宿の温泉に入り、体をほぐします。

露天風呂最高。

 

秋だ!紅葉のくらがり渓谷を目指せ!

2017年11月初旬。

侍は、東海ウォーカー秋特別号とかで、

ウキウキしながら紅葉を待ってた。

 

香嵐渓は絶対混む。

人混みはイヤ。

 

なので、もう少しマシそうなくらがり渓谷を

ターゲットにした。

 

西三河はほぼホームコースなので、

勝手知ったるもの。

 

朝、7時。

半田市を出発。

さみぃー。こんだけ寒けりゃ、紅葉もさぞ

進んどるだろうと、勝手に思い込む。

 

いつも通り、海底トンネルを上り下り。

碧南、西尾を通って岡崎市へ。

岡崎市平成の大合併でバカ広くなっとる。

行程の約半分が岡崎ってどういうことだ。

 

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途中、橋の上から。男川

 

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道路の側から。男川

 

 

途中、若干、道迷い。

だってグーグル先生がここに道があるって

言ったのに、そこに川しかないもん。

橋ないもん。

 

 

なんとか、くらがり渓谷駐車場に到着。

相棒はここで少し休憩してて下さい。

 

徒歩で渓谷に沿って、遊歩道をすすみます。

 

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川のせせらぎの音が聞こえ、

本当に清々しい!

 

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木々も緑にあふれ、...て...

 

え、なんて。

いま、なんて。

 

今日、紅葉ライドだよ。

赤とか黄色とかの葉っぱが見たくて

ここまで来たんだよ。

 

木々は、ただ、静かに、青々としていた。

 

 

そこからは、ただ、

マイナスイオンマイナスイオン

と自分に言い聞かせて、下りました。

 

駐車場の入り口にあるくらがり茶屋で

おしるこを頂きました。

お餅入り、おしんことお茶がついて300円。

あったまるわー。

 

茶屋から出ると、

なにやらガチっぽいローディーの方達が。

 

ここから、本宮山スカイラインヒルクライムに向かう方達のようでした。

 

侍はもう、お腹一杯ですので、

帰ります。

 

同じ道を通り、半田市へ。

90㎞。

 

夏休みだ!ロングライド白川郷!3

3日目。

今日は、白川郷から天生峠を越えて、

飛騨古川、高山市を目指します。

 

宿で朝食を頂き、

宿のご主人とお話ししました。

 

主「今日はどこまで」

侍「天生峠を越えて、高山までです。」

主「あー...」

侍「?」

主「キツイよ。車でも嫌だもん」

確かにすごい嫌そうな表情でした。

そして、何故かおにぎりと

お茶を渡してくれました。

そんなオプションなかったのに。

ありがとうございました。

 

本日は、晴天の中、晴れ晴れとした気分で

出発!昨日の道を辿り、白川郷まで戻ります。

(本線で。

もうグーグル先生の誘いには乗らない)

 

昨日、あれだけ混み合っていた白川郷中心部も

早朝はがらんとしてます。

 

コンビニで補給。宿で貰ったお茶、おにぎりの他に、ポカリ1本とパンを買っていきます。

 

いよいよ白川郷中心部から、

天生峠に入ります。

 

展望台との分岐までは、

観光バスも入る開けたルート。

しばらく川に沿って進みます。

 

しばらく登って、つづら折りが見え、

ここで川ともお別れかな、と思ったので、

休憩。川で顔を洗い、自転車に戻ってくると、

ブンブン嫌な音が。

 

アブだ。

侍は、和歌山のど田舎生まれ、ど田舎育ちなので、奴らのしつこさは知っています。

 

手で払う。逃げない。

俺が逃げるしかない。

軽めのギアで流しながら逃げる。

ついてくる。マジか。

ギアを上げる。回す。

ついてくる。マジですか。

半分ブチ切れてアウターなんか入れちゃう。

周囲に誰もいないので、

もうなんか叫んじゃう。

「行ったらー!千切れろー!」とか。

 

つづら折りをいくつかその勢いのダンシングで

ガンガン登り、ふと確認すると

奴はいなかった。

 

まだ、登りは中盤。

結構、息が上がってる。

足も結構使った気がする。

もう、登り切るだけでいいや。

 

インナーローで、まったりのんびりー。

景色を楽しみながら登ります。

 

つづら折りをいくつか越えて、

下のほうを覗いてみると、

あのアブに追われ始めた地点が、遥か遠く、

でもほぼ真下にみえます。

こら、キツイわ。

 

しばらくいくと、綺麗な滝が。

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昨日の雨で増水し、なかなかの迫力でした。

 

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滝のそばでアオスジアゲハ発見。

同じ虫なのに、奴とは違い、

スゲー癒される。

 

ここで、宿で貰ったおにぎりとお茶で補給。

 

さあ、続きだ。

峠に近づくと、つづら折りが少なくなり、

カーブも緩やかに。

途中、5名のトレインとすれ違う。

奴ら、ガチか。

すっごく爽やかに挨拶してくれる。

こんな中途半端なローディーにも。

マナーまで、ガチなんだな。あの人たちは。

 

峠の頂上に到着。

ここには、天生湿原に登山する人のための

駐車場がある。

登りで、ほぼ水分を摂り切ったので、

ここで補給、したかったのだが、

 

自販機がねぇよ!マジか!

 

確かに、ここに自販機あるとかどこにも

書いてない。

でも、普通、峠の頂上に駐車場あったら、

自販機ぐらいあるって思うやん。

 

天生峠、マジハンパないって。

峠の頂上に自販機無いもん。

普通、あるって思うやん。

 

とか、思いながら、何故かあるトイレだけ

済まして下る。

 

例のごとく、剥がれそうな下り。

下ハン、ブレーキで慎重に下る。

 

下りきって、すぐの集落で、自販機発見。

連コインでまとめ買い。1本を飲み干し、

ボトル分ともう一本確保。

 

しばらく進み、ローズガーデン香愛という施設で休憩。ベンチをお借りして、補給、休憩。

 

ここからは、飛騨古川、高山と市街地を進み、

高山駅に到着。80㎞。

輪行で名古屋、乗り換えて、半田市

 

なかなか波乱万丈の3日間でした。

 

 

夏休みだ!ロングライド白川郷!2

2日目。

宿を朝5時に出発です。

朝食をコンビニで済ませます。

朝からカルビ弁当とか食べちゃいます。

 

スタート時は小雨がパラつく程度。

関市から美濃市に入り、長良川沿いの長い旅の

始まりです。

 

6時頃、突然のゲリラ豪雨

ヤバイ。冷たいとかじゃなく、痛い!

粒が大きい!痛いって!

 

ようやく小雨になり、

周囲も明るくなってきた。

 

 

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豪雨後の長良川の様子。

結構ヤバイ。

 

その後、郡上をひたすら北上。

行っても行っても郡上。

なかなか終わらない。

(侍は豊田市でも同じ感覚に陥ります。)

 

郡上大和の辺りで、

補給がてら休憩。

川沿いで川を眺めながら休んでいると、

川の中に人影が!

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マジか!あの雨の後だぞ!

 

 

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しばらく様子を見ていましたが、完全装備の

ガチの鮎釣りのひとでした。

あんまり無理しないでね。

 

郡上大和を出発し、7時頃美濃白鳥に。

さらに進んで、長良川鉄道

終着駅の北濃の駅前でまた豪雨。

駅舎横の東屋に避難させて頂きました。

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30分くらいで小雨になり、

再び出発。

ここからは、本日、

唯一の本格的な登り区間です。

 

30分ほど登り、頂上付近でいきなりご褒美が!

 

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長良川で一番源流に近い滝だそうです。

 

ということは、

侍の憧れの地、あの場所も近いぞ!

 

さらに登り、10分ほどで

その地に到着しました。

 

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蛭ケ野峠 分水嶺公園です。

ここから流れが別れ、

長良川は南へ向かい太平洋へ。

犀川は北に向かい、日本海に。

なんかそのピンポイントにいることが、

スゲー。来たんだ、ここに。って感じで

感動しました。

 

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ここ! ここで二手に分かれます!(興奮)

 

 

少しテンションが上がり過ぎたので、コンビニで頭を冷やしつつ、補給。

 

ひるがの高原はさすが避暑地。

至る所にお洒落なコテージ、別荘が。

いいなー。こんなところ住めたら、

日常ライドもたまらんだろうなー、

とか思いつつ、下りに入ります。

 

登った分、キッチリ下って、

御母衣ダムの貯水池、

御母衣湖に到着。

 

ここからは、ダム湖沿いを走ります。

 

この区間、車がいない時は、最高です。

湖畔を通り抜ける風を感じながら、

颯爽と走れます。

大した登りもないです。

 

しばらく走り、荘川桜に到着。

 

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このダム湖に沈むことになり、この地にあった

村を離れていった人達のことを思い、

ちょっとしんみり。

誰もいなくて、車も通らなくて、

ただひぐらしの声だけがする。

不思議な感じでした。

 

再出発、ダム湖沿いを走ります。

が、ここからの区間、トンネル地獄です。

まともな路側帯なんかありません。

 

ライトオン、テールランプ点滅確認。

耳をすませて、車が来ないことを確認し、

全力スプリントです。

何本かその作戦でやり過ごしたのですが、

途中、長めのトンネルで、

とうとう後ろから轟音が。

もう無理かな、と思った時、

弱ペダの鳴子くんの

あの言葉を思い出しました。

 

「意地。そんなもん、張ってなんぼやろ!」

 

道はほぼ平坦。アウターの5段目くらいにあったギアをトップまで上げ、

全力で逃げました。

音が近づいてきます。

普通の車じゃない。おそらくトラックです。

同時に、出口の光も見えました。

あそこが俺のフィニッシュラインや!と

勝手な妄想。

 

トンネルを出るとほぼ同時に、

横の待避帯へ離脱。

 

直後に、10トンダンプが。

おそらく、こちらの事を確認して、

減速して下さったと思います。

ありがとうございました。

 

半泣きで、残りのトンネルをこなし、

御母衣ダム本体に到着。

 

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放水溝の様子

 

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放水溝を上から

 

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ダム堤を下から

 

 

ここからは、トンネルもなく、

雨も止みましたが、

今度は暑い!すごい蒸し暑さです。

 

堪らず、なんだか整備された場所で休憩。

 

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帰雲城址?

内ヶ島氏理?って、あの信長の野望で、

すぐイベントで消えちゃうあの内ヶ島氏!

 

ここは、あの地震による山体崩壊による土石流により、一夜にして崩れ去った帰雲城と内ヶ島一族を悼んで作られた場所だそうです。

正確な城址はわかっていないそうですが、

地元の建設業の社長さんが

建てられたそうです。

 

 

ここを過ぎれば、

もう白川郷は目と鼻のさきです。

 

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到着!雨が降ってきた。

白川郷中心部は、観光の人で

ものすごいことになってます。

みっちみちになってました。

迂回して、他の道で道の駅 白川郷に。

 

休憩後、更に10㎞ほど北上したところにある

今日の宿に向かいます。

 

ここで、トンネルを覚悟していたところ、

グーグル先生、突然の閃き。

トンネル横の脇道へ誘導。

やったぜ!よくある歩行者、自転車の為の

旧道のこしか!と思い、突入。

本線合流までは3㎞ほど。結構あるな。

 

序盤、舗装路。ところどころ落ちている木の枝を避けながら進む。

 

中盤、舗装が完全に落ち葉に埋もれ、木の枝なのか、もはや幹なのか、わからないものが道を塞ぐ。もう乗っては進めない。押します。

いま思えば、引き返すならこの時点でした。

 

終盤、落ち葉のうえに崖から

崩れた岩がゴロゴロ。そこから草が生え、

ものすごい茂みに。もう、押しても進めない。

ロードバイクを担ぎ、木を越えたり、くぐったりして進みます。

 

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これで中盤。

 

いよいよ大詰め、合流地点が見えました。

が、現在地から合流地点まで10mほど。

7mほどは上から下のダム湖まで

一直線の崖崩れの後。

その向こうはぬかるんだ草地です。

 

今までの行程を考えると行くしかない。

背中のザックを

草地の向こうまで放り投げます。

ロードバイクを担ぎ、崖の砂地にビンディングをかませ、一歩ずつ進みます。

やった!崖を越えたぞ、と思った瞬間、

ぐちゃ。

そうでした。ぬかるんでたんでしたね。

たまたま流れ出ていた水で、シューズとソックス、足を洗い、履き替えて気分を変えて出発。

 

途中、橋を渡るたびに岐阜、富山と入れ替わる

飛越七橋を越え、ようやく宿に。

 

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小さな料理旅館でしたが、雰囲気は最高。

お風呂からは犀川が望め、

料理も鮎を中心に、手の込んだ美味しい

料理でした。

 

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2日目、120㎞。

 

 

 

夏休みだ!ロングライド白川郷!

2017年8月。

やっと夏休みだ!ゴールデンウィーク後、

すぐに計画した白川郷へのライドに出発です。

 

朝7時、半田市を出発。

この辺は乗り慣れた道。

意気揚々と進みます。

 

が、東海市に入ったところで、

いきなりの大雨。

テンションがた下りです。

 

レインジャージを着て、再出発。

名古屋市に入り、江南市を抜け、

岐阜県へ。各務ヶ原から関市に入ります。

 

本当は初日に郡上八幡まで行きたかったのですが、宿が取れなかったので、

本日は関市で終了です。

初日は写真も撮れませんでした。

すみません。

(この時点では、ロード侍のスマホは防水では

ありませんでした)

 

遥かなるビーナスラインを目指して 3

3日目。いよいよ霧ヶ峰ビーナスライン

挑戦です。上諏訪の駅前から、細い路地を

抜け、長い長い坂道の始まりです。

 

後で思い返すと、登り始めの区間、民家の間を通る区間がこのコースいちばんの激坂区間でした。軽く10%は超えてる....

 

なんとか民家の間の区間を越えて、

森林区間に入ります。

 

入ってすぐに、「蓼の海」なる看板が。

気になって脇道へ入って行くと、

綺麗な湖とキャンプ場が。

 

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この時は、ラインフィッシングの方が

1人いただけで、とても静かで気持ちが良かったです。

 

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静かな風の音、水の音、その中に、振られたラインから出る音が合わさって、

心地よい、なんとも言えない安らかさでした。

 

しばし休息、補給をして、引き続き登ります。

ここから先は、序盤の激坂に比べれば

それほどでもない斜度です。

 

登り続け、ようやく....

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霧ヶ峰到着です。

 

しばらく登り続け、

 

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美ヶ原との分岐、駐車場のあたりです。

ここの駐車場は、ゴールデンウィーク中なので

人で一杯でした。ドリンクの補給だけして、

さらに登ります。

 

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ピークまであと少し。

 

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ようやく車山のピークを越え、

下りに入ります。

 

が、ここから白樺湖までの下りは、

自分の経験の中で、

一番の恐怖ポイントでした。

 

交通量が多い、

路肩が荒れて、デコボコしている。

路面に亀裂があり、なんならタイヤ一本

すっぽり入りそう。

 

亀裂と車の間で、デコボコをひたすら30分間

やり過ごすというエゲツない苦行。

 

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なんとか生きて白樺湖へ到着。

よかった!俺、生きてる!

 

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白樺湖にて、相棒と。

 

ここから、茅野市街地まで下る途中で、

小さなログハウスの喫茶店を見つけました。

看板を見ると、開店しているようなので、

相棒を駐車場の隅に置いて中へ。

 

この時に、店の前で、花に水をあげていた

ご年配の男性がいて、

後にマスターだと知りました。

 

カレーのセットと、ブレンドコーヒーを

注文し、しばしまったり。

お客は自分だけでした。

 

しばらくして、マスターが

カレーを持ってきてくれました。

 

テーブルまできたところで、

「お兄さんのビアンキ、チェレステじゃないけど、かっこいいね。」って、

 

そのワードが出てくるって事はもしや!

 

「マスター、もしかしてビアンキ乗りですか?」

恐る恐る聞いてみると、

最近乗っていないといいながらも、

愛車をみせて下さいました。

ちなみにマスターの愛車、

完璧なチェレステでした。美しい。

 

おいしいカレーと、楽しい話しを頂き、

マスターとお別れ。

 

茅野市街地に入り、そこから上諏訪駅に向かいます。後は平坦。ひたすら漕ぐだけ。

 

上諏訪駅から、輪行で、塩尻

乗り換えて、名古屋。さらに乗り換え。

ようやく半田市へ。

 

ハードだけどなかなか貴重な体験をした3日間でした。