遥かなるビーナスラインを目指して 3
挑戦です。上諏訪の駅前から、細い路地を
抜け、長い長い坂道の始まりです。
後で思い返すと、登り始めの区間、民家の間を通る区間がこのコースいちばんの激坂区間でした。軽く10%は超えてる....
なんとか民家の間の区間を越えて、
森林区間に入ります。
入ってすぐに、「蓼の海」なる看板が。
気になって脇道へ入って行くと、
綺麗な湖とキャンプ場が。
この時は、ラインフィッシングの方が
1人いただけで、とても静かで気持ちが良かったです。
静かな風の音、水の音、その中に、振られたラインから出る音が合わさって、
心地よい、なんとも言えない安らかさでした。
しばし休息、補給をして、引き続き登ります。
ここから先は、序盤の激坂に比べれば
それほどでもない斜度です。
登り続け、ようやく....
霧ヶ峰到着です。
しばらく登り続け、
美ヶ原との分岐、駐車場のあたりです。
ここの駐車場は、ゴールデンウィーク中なので
人で一杯でした。ドリンクの補給だけして、
さらに登ります。
ピークまであと少し。
ようやく車山のピークを越え、
下りに入ります。
が、ここから白樺湖までの下りは、
自分の経験の中で、
一番の恐怖ポイントでした。
交通量が多い、
路肩が荒れて、デコボコしている。
路面に亀裂があり、なんならタイヤ一本
すっぽり入りそう。
亀裂と車の間で、デコボコをひたすら30分間
やり過ごすというエゲツない苦行。
なんとか生きて白樺湖へ到着。
よかった!俺、生きてる!
白樺湖にて、相棒と。
ここから、茅野市街地まで下る途中で、
小さなログハウスの喫茶店を見つけました。
看板を見ると、開店しているようなので、
相棒を駐車場の隅に置いて中へ。
この時に、店の前で、花に水をあげていた
ご年配の男性がいて、
後にマスターだと知りました。
カレーのセットと、ブレンドコーヒーを
注文し、しばしまったり。
お客は自分だけでした。
しばらくして、マスターが
カレーを持ってきてくれました。
テーブルまできたところで、
「お兄さんのビアンキ、チェレステじゃないけど、かっこいいね。」って、
そのワードが出てくるって事はもしや!
「マスター、もしかしてビアンキ乗りですか?」
恐る恐る聞いてみると、
最近乗っていないといいながらも、
愛車をみせて下さいました。
ちなみにマスターの愛車、
完璧なチェレステでした。美しい。
おいしいカレーと、楽しい話しを頂き、
マスターとお別れ。
茅野市街地に入り、そこから上諏訪駅に向かいます。後は平坦。ひたすら漕ぐだけ。
乗り換えて、名古屋。さらに乗り換え。
ようやく半田市へ。
ハードだけどなかなか貴重な体験をした3日間でした。