roadsamuraiのブログ

基本ソロのロードバイク乗りのブログです。

夏休みだ!ロングライド白川郷!2

2日目。

宿を朝5時に出発です。

朝食をコンビニで済ませます。

朝からカルビ弁当とか食べちゃいます。

 

スタート時は小雨がパラつく程度。

関市から美濃市に入り、長良川沿いの長い旅の

始まりです。

 

6時頃、突然のゲリラ豪雨

ヤバイ。冷たいとかじゃなく、痛い!

粒が大きい!痛いって!

 

ようやく小雨になり、

周囲も明るくなってきた。

 

 

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豪雨後の長良川の様子。

結構ヤバイ。

 

その後、郡上をひたすら北上。

行っても行っても郡上。

なかなか終わらない。

(侍は豊田市でも同じ感覚に陥ります。)

 

郡上大和の辺りで、

補給がてら休憩。

川沿いで川を眺めながら休んでいると、

川の中に人影が!

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マジか!あの雨の後だぞ!

 

 

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しばらく様子を見ていましたが、完全装備の

ガチの鮎釣りのひとでした。

あんまり無理しないでね。

 

郡上大和を出発し、7時頃美濃白鳥に。

さらに進んで、長良川鉄道

終着駅の北濃の駅前でまた豪雨。

駅舎横の東屋に避難させて頂きました。

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30分くらいで小雨になり、

再び出発。

ここからは、本日、

唯一の本格的な登り区間です。

 

30分ほど登り、頂上付近でいきなりご褒美が!

 

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長良川で一番源流に近い滝だそうです。

 

ということは、

侍の憧れの地、あの場所も近いぞ!

 

さらに登り、10分ほどで

その地に到着しました。

 

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蛭ケ野峠 分水嶺公園です。

ここから流れが別れ、

長良川は南へ向かい太平洋へ。

犀川は北に向かい、日本海に。

なんかそのピンポイントにいることが、

スゲー。来たんだ、ここに。って感じで

感動しました。

 

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ここ! ここで二手に分かれます!(興奮)

 

 

少しテンションが上がり過ぎたので、コンビニで頭を冷やしつつ、補給。

 

ひるがの高原はさすが避暑地。

至る所にお洒落なコテージ、別荘が。

いいなー。こんなところ住めたら、

日常ライドもたまらんだろうなー、

とか思いつつ、下りに入ります。

 

登った分、キッチリ下って、

御母衣ダムの貯水池、

御母衣湖に到着。

 

ここからは、ダム湖沿いを走ります。

 

この区間、車がいない時は、最高です。

湖畔を通り抜ける風を感じながら、

颯爽と走れます。

大した登りもないです。

 

しばらく走り、荘川桜に到着。

 

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このダム湖に沈むことになり、この地にあった

村を離れていった人達のことを思い、

ちょっとしんみり。

誰もいなくて、車も通らなくて、

ただひぐらしの声だけがする。

不思議な感じでした。

 

再出発、ダム湖沿いを走ります。

が、ここからの区間、トンネル地獄です。

まともな路側帯なんかありません。

 

ライトオン、テールランプ点滅確認。

耳をすませて、車が来ないことを確認し、

全力スプリントです。

何本かその作戦でやり過ごしたのですが、

途中、長めのトンネルで、

とうとう後ろから轟音が。

もう無理かな、と思った時、

弱ペダの鳴子くんの

あの言葉を思い出しました。

 

「意地。そんなもん、張ってなんぼやろ!」

 

道はほぼ平坦。アウターの5段目くらいにあったギアをトップまで上げ、

全力で逃げました。

音が近づいてきます。

普通の車じゃない。おそらくトラックです。

同時に、出口の光も見えました。

あそこが俺のフィニッシュラインや!と

勝手な妄想。

 

トンネルを出るとほぼ同時に、

横の待避帯へ離脱。

 

直後に、10トンダンプが。

おそらく、こちらの事を確認して、

減速して下さったと思います。

ありがとうございました。

 

半泣きで、残りのトンネルをこなし、

御母衣ダム本体に到着。

 

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放水溝の様子

 

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放水溝を上から

 

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ダム堤を下から

 

 

ここからは、トンネルもなく、

雨も止みましたが、

今度は暑い!すごい蒸し暑さです。

 

堪らず、なんだか整備された場所で休憩。

 

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帰雲城址?

内ヶ島氏理?って、あの信長の野望で、

すぐイベントで消えちゃうあの内ヶ島氏!

 

ここは、あの地震による山体崩壊による土石流により、一夜にして崩れ去った帰雲城と内ヶ島一族を悼んで作られた場所だそうです。

正確な城址はわかっていないそうですが、

地元の建設業の社長さんが

建てられたそうです。

 

 

ここを過ぎれば、

もう白川郷は目と鼻のさきです。

 

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到着!雨が降ってきた。

白川郷中心部は、観光の人で

ものすごいことになってます。

みっちみちになってました。

迂回して、他の道で道の駅 白川郷に。

 

休憩後、更に10㎞ほど北上したところにある

今日の宿に向かいます。

 

ここで、トンネルを覚悟していたところ、

グーグル先生、突然の閃き。

トンネル横の脇道へ誘導。

やったぜ!よくある歩行者、自転車の為の

旧道のこしか!と思い、突入。

本線合流までは3㎞ほど。結構あるな。

 

序盤、舗装路。ところどころ落ちている木の枝を避けながら進む。

 

中盤、舗装が完全に落ち葉に埋もれ、木の枝なのか、もはや幹なのか、わからないものが道を塞ぐ。もう乗っては進めない。押します。

いま思えば、引き返すならこの時点でした。

 

終盤、落ち葉のうえに崖から

崩れた岩がゴロゴロ。そこから草が生え、

ものすごい茂みに。もう、押しても進めない。

ロードバイクを担ぎ、木を越えたり、くぐったりして進みます。

 

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これで中盤。

 

いよいよ大詰め、合流地点が見えました。

が、現在地から合流地点まで10mほど。

7mほどは上から下のダム湖まで

一直線の崖崩れの後。

その向こうはぬかるんだ草地です。

 

今までの行程を考えると行くしかない。

背中のザックを

草地の向こうまで放り投げます。

ロードバイクを担ぎ、崖の砂地にビンディングをかませ、一歩ずつ進みます。

やった!崖を越えたぞ、と思った瞬間、

ぐちゃ。

そうでした。ぬかるんでたんでしたね。

たまたま流れ出ていた水で、シューズとソックス、足を洗い、履き替えて気分を変えて出発。

 

途中、橋を渡るたびに岐阜、富山と入れ替わる

飛越七橋を越え、ようやく宿に。

 

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小さな料理旅館でしたが、雰囲気は最高。

お風呂からは犀川が望め、

料理も鮎を中心に、手の込んだ美味しい

料理でした。

 

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2日目、120㎞。